相倉久人氏のJAZZの本を読んで大変興味を覚え、レコード屋さんでバーニーケッセルのLPレコードを買いそれはそれは溝が擦り切れるほど聴きました。
それからと言うものはベンチャーズは卒業し毎日ジャズギターの練習に明け暮れ、親の反対もなんのその!学校から駆け足で帰り、親が帰宅するまで、思い切りギターを弾きまくり、親が帰ってくると勉強をしているふりをして机の中にレコードプレーヤーを隠し、イヤホーンで密かにジャズを聴きフィーリングを身に付けるトレーニングをしていました。
ところがある時父親に見つかり大切にしていたレコードをすべて割られてしまい、思い切り落ち込み、ジャズ好きの友人の家に家出をしたことがありました。
当時はまともな教則本や資料も無く、ただひたすらレコードを耳で聴きそれを譜面に起こし練習したものです。何度も何度も繰り返しレコードにあわせて弾くのです。
田舎の福井にはJAZZギターを弾く人などはおらず、しかた無く福井放送のFBCポップスオーケストラに入れてもらいフルバンドの一員として勉強させてもらった事もありました。
こうして私ははプロミュージシャンへの思いを募らせて行ったのです。
つづく
# by nanbunaoto | 2007-07-03 13:53 | Comments(0)