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2009年 04月 28日 ( 1 )

母さんの記」誕生エピソード 最終回

さあ!今日が最終回になります。
(実は今日 一度入力したのですが うっかりして全部消えてしまい努力が水の泡・・・!とてもがっかりしましたが気を取り直してもう一度入力します。)

そんな小学生時代のある時、スキー遊びに夢中になっていた私は、普段は足羽川の河原や堤防で滑って楽しんでいたのですが徐々に上達するに従い この場所に満足出来ずにほんもののスキー場で滑ってみたいと言う欲求に駆られるようになりました。
そして母に「本物のスキー場に連れて行ってほしい」とせがみました。
病弱な母にとってスキー場の険しい山に登ることはとても危険なことで最悪の場合途中で行き倒れになってしまうことも十分考えられるのです。
(その頃から) 一度思い込んだらとことん夢を実現させようと努力する私は、毎日毎日「つれてってよ!つれてってよ!」と母におねだりしたのでした。
そんな私の強い気持ちにとうとう覚悟を決めた母は「わかったわ!スキー場に連れてってあげるね」と言ってくれたのです。
私は天にも昇る気持ちでした。
「やったー!やったー!」と何度も飛び上がり嬉しさのあまり叫びました。
そして出発の日になりました。
ところがその日はあいにく朝から激しい雪と風に見舞われ最悪の天気だったのです。
私はスキー板を肩に担ぎ、母に手を引かれバスに乗り込み勝山のスキー場に向かいました。
その日は特に雪が激しく降っておりスキー場に着いた私達はすっかり臆病になっていました。
「どうする?滑る・・・?」と母が私に問いかけます。
私はスキー場の急勾配な坂を見上げたとたん、今までの自信がすっかり消えてしまったのです。
それにこの激しい雪と風では・・・。
しかし せっかくここまで連れてきてくれた母の気持ちを思うと 私はいまさら引き返すとは言えませんでした。
「うん!滑るよ。」と言い私は母としっかり手をつなぎ急な坂道を一歩一歩ゆっくりと登って行ったのです。
肺の大病を患ったことのある母は、苦しさのあまり途中で何度もうずくまりました。
私はそんな母の苦しそうな姿を見て「もうやめて帰ろうよ」と幾度も母に声を掛けましたが母は「大丈夫!大丈夫だよ」と言ってまた立ち上がるのです。
私は母の手を引きゆっくりとゆっくりと休みながら降りしきる深い雪の中をスタート地点の頂上へと向かいました。
大きな母の愛に涙が止まりませんでした。

私はこの時のことを鮮明に覚えています。
今でも 思い出すたびに胸が熱くなり込み上げてきます。

そんな優しい母は六年前に突然この世を去ってしまいました。

「母さんの記」を歌うたびにあの時の母の優しさを思い出します。
これからも「母さんありがとう!」の気持ちを込めて、心の歌を作り歌って行きたいと思います。

「母さんの記 誕生エピソード」の連載をお読みいただき誠に有難うございました。
心から感謝申し上げます。



今日もカラオケ店「弁慶」でキャンペーンライブを行ないます。
皆さんに夢と感動をお届けしたいと思います。
それが私の役目です。
明るく元気に いってきまーす!

by nanbunaoto | 2009-04-28 15:30 | Comments(0)