人気ブログランキング | 話題のタグを見る

継続は力なり

私が始めて本格的に楽器を手にしたのは小学校一年生の時でした。
母が音楽好きであったことや、母が自分の叶えなかった夢を私に託した、と言えるかもしれません。
幼稚園の頃からおもちゃのピアノを器用に弾いていた私を母が見て「直登(私)にはひょっとして音楽の才能が有るのかも知れない!」と思い、高価なピアノは当時はとても買えないので、安価なバイオリンを私に買い与え習わしてくれたのです。
それから約7年間、遊び盛りの私は途中でイヤになりながらも続けました。
そして中学2年の時にベンチャーズ音楽との出会いが私をエレキギターの虜にしたのです。
バイオリンをやっていた私はエレキに持ち替えても直ぐに器用に弾きこなせるようになりました。
その後高2でジャズとの出会いがあり、故郷を離れミュージシャンの道へ一直線。
「思えば遠くに来たもんだ」 です。
あれから40年以上ギターを弾いているのですから私にとってはギターはもう身体の一部みたいなものです。
私がいつも基本的に考えている事は
「人を心から感動させる事の出来る、自分でもとことん納得の行くレベルの高い素晴らしい音楽をやりたい」
このことに尽きます。
今まで音楽を継続して来れたのは、あくまでも自分が本当に音楽が好きだったからなのだと思います。
好きであったが故に途中どんな困難に会おうとも乗り越えて続けられたのだと思います。
そして何度も達成感を味わいながら、もっともっと好きになってきたのです。
また、立ちはだかる壁をいくつも乗り越えていくうちに「自分は出来るんだ」という自信が身についてきます。
しかし、思い上がって途中で休むことや自惚れることは許されないのです。
一日休むと三日遅れ三日休むと十日遅れそれ以上休むと、なかなか取り返しがつきにくくなります。
しかし失敗をし軌道修正をしながらそれでも前向きに何十年もやっていれば「継続」をすることが自然に自分自身に習慣化されるのです。
この「習慣」が大切なのです。
言い換えれば「癖」です。もちろん「良い癖」でなければならないことは言うまでもありません。
逆に「悪い癖」が身に付いてしまうと、これまた本当に大変です。
こういう時は思い切って「良い部分」だけを思い切り伸ばしきるしかありません。

「天才と何とかは紙一重」と言いますが、ひょっとして「天才」はこうして生まれたのかも??!

by nanbunaoto | 2007-10-11 20:06 | Comments(0)