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私のバンド昔話しー第5話ー

色々と思い出してみると、僕は昔も今も暇さえあればギターの練習をしていました。
しかし、これで良いと言う答えは出てきません。
だから続くのかもしれません。
私のギターはほとんど独学です。
ジャズ理論は昔、ANジャズスクールでギターリストの鈴木先生(通称ポンちゃん)に学びました。
この方はもう亡くなりましたが、素晴らしいジャズギターを弾かれていました。
ジムホールが絶賛するほどのセンスの良さでした!
まだ20歳の頃でしたが鮮明に覚えています。
その後中川さんのバンドに入り、地獄の特訓が始まったのです。
これは、ステージの合間の休憩時間や、仕事が終わって朝の5時過ぎからお昼頃まで行いました。
一番大切にしていたのは、リズムの訓練です。
メトロノームをかけながら、ドラムのスティックで叩き、このメトロノームの音を消すのです。
消すと言うのは、メトロノームのリズムの音と自分の叩くスティックの音を全く同じにすることです。
一つになると音が消えたように聞こえます。
これがなかなか出来ないのです。
しかし、こんなことでも続けていくうちに出来るようになるから不思議です。
瞬間的にリズムのポイントにあてていく技の訓練はスピード感を養うのに大変役に立ちます。
野球のバッターが、ピッチャーが投げたボールを真っ芯で捕らえボールを遠くに飛ばす技に似ています。
ゴルフも同じですね。
芯を捕らえなければボールはまっすぐに遠くへ飛びません。
ほとんどこのようなリズムの訓練に明け暮れました。
もちろんアンサンブルの練習もしますが。
ステージでは、リズムが悪いと「やめろ!弾くな!」とストップがかかり、私は音を出せなくなります。
時にはバンマスが一人で吹いていたこともありました。


今日は「生涯現役かなざわ会」という会で講演とライブを行います。
場所は能見台駅近くの地区センターで1時からです。
とても楽しみです。

by nanbunaoto | 2015-07-25 09:24 | Comments(0)