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姑に毒もる嫁の話?!「一口法話」から

今日は先日ライブを行なった鎌倉の妙本寺さんで頂いた「仏教ライフ」の新聞からとても面白くていい話が書いてあったのでご紹介したいと思います。

この話は常陸の国に伝わる民話より紹介されています。

* 昔むかしのことじゃった。やま深い小さな村に、働き者の若者が、オッカサンと二人でくらしておった。

もう嫁をもらってもおかしくない年頃の若者じゃったが、ほかの若衆と違い、浮いた話もなく、オッカサンの心配の種じゃった。

ところがある日偶然知り合ったとなり村の娘と恋仲になり、あっというまに夫婦になってしまったそうな。

しばらくは三人仲良く暮らしていたが、だんだん嫁姑の仲が悪くなってきた。

働き者ではあるが、根が優しい若者はどちらの味方もできず、二人の仲はどんどん悪くなる。

 この村はずれの山の中には、小さなお寺があって、いつもニコニコしている和尚さんがおってな、村の人たちは困ったことがあると相談し、良いことがあったら報告し、辛いことや嫌なことがあったら愚痴を聞いてもらう。

それはそれは優しくてものしり和尚さんじゃった。

 さて嫁姑の争いはどうなったかというと二人とも和尚さんに愚痴を聞いてもらっていた。

しかし二人の仲は悪くなるばかり、ついにある日のことなにがあったのか、血相変えて嫁ゴが寺にやってきた、「もうだめです、我慢できません、和尚さん離縁状を書いてください。」「離縁するぐらいならいっそのことばあさん殺しちゃおうか。

驚かなくてもいい、こういうこともあるかと思ってよく効く毒薬を持っている。

この毒薬は日に三回耳掻きいっぱい飲ませると三ヶ月後にころっといくというものでな、今すぐ殺したりしたら仲の悪かったお前が疑われる、三ヶ月の辛抱だ、優しい嫁の振りをして三度の食事に耳掻きいっぱいこの薬をかけるだけだ。」

 家に戻ったこの嫁ゴ、毒入りの食事をばあさんに食べさせるためにいい嫁の芝居をする、まさしく「外面如菩薩内心如夜叉」しかしこれを続けていたらまずはばあさんが元気になった。

嫁ゴに優しい言葉をかけてくれる、町に出かけ嫁ゴにお土産まで買ってきてくれる。ちょうど二ヶ月目の日、嫁ゴは寺にやってきた。

「和尚さん、あの毒薬二ヶ月で止めれば身体には何ともありませんか。」

「どうしたんだい二ヶ月も我慢したのに。あと一ヶ月でころっと逝くのに。もう少しの辛抱だよ。」

「いえお母さんは本当はいい人です。何で殺そうとなんて思ったのか、私はなんと悪い人間なのか。」

「そこまでわかってくれたかい。」

「お母さん大丈夫ですよね。」

「ああ大丈夫、あれは毒薬じゃなくて胃薬なんだよ。」  (終わり)


いかがでしたか(笑)

「人は鏡」と言いますが、人に笑顔で優しく接することで相手も自分に優しくしてくれるようになるんですね。

いつも相手の為を思って接するようにしたいですね。

さあ!今日も頑張って盛春しましょう。

by nanbunaoto | 2013-04-02 11:22 | Comments(0)