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父の見舞いに福井へ行きました。

父の身体の具合が急に悪くなり土曜日に福井に帰郷しましたが、父の容態は回復し思ったほどの危険な状態ではありませんでした。
しかし、ベッドの上で寝ている状態が長いため腰が痛いらしくとても辛そうで、可哀相でなりませんでした。
しかし、聞き取りにくいながらも、何とか会話は出来ますのでいろいろと話が出来ました。
その会話の中で、父の母方の祖父のことは、初めて聞きました。
父の母は若くして(38歳)亡くなったとのことです。
そして、その母のおとうさん(私のひいおじいちゃん)は鈴木勘兵衛さんと言い幕末の武士だったそうです。そしてとても人徳のあった方で、父の実家の方の町ではとても名士だったと言う事でした。
そして病院の帰りに、私が幼かった頃一度連れて行ったもらったことのある父の実家の中角(なかつの)という町を訪ねました。
そこには小さな墓地があり何と「鈴木家」のお墓があるではありませんか!
周りをよく見てみると隣りにもあり、またこっちにもありで、この町には鈴木と言う苗字の家がたくさんあることがわかり、どのお墓が父の祖父のお墓か判らず困ってしまいました。
すると、そこに一人のおばあさんが通りかかったのです。
最初は遠慮して声をかけなかったのですが、しばらくして再びこちらを通りかかった時に、「すみません、私は鈴木勘兵衛さんのひ孫なんですが、勘兵衛さんのお墓はどちらかわかりますか?」と聞きました。すると、あっちですよ!とすぐに教えてくれたではありませんか。
勘兵衛さんのお墓は墓地の中で人気は大きな一番正面のところにありました。
さっそくお参りをしお経を上げさせて頂きました。
その事を翌日父に話したところ、父は涙を浮かべながら感謝をしてくれました。よほど嬉しかったのだと思います。

たった二日間ではありましたが、親孝行できて本当によかったと思います。

by nanbunaoto | 2008-04-28 10:31 | Comments(0)