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私のバンドマン放浪記(17話)盛年は荒野をめざすーその12

さて、今日の私のバンド放浪記、こんなことを思い出しました。
今は亡きミッキー安川さんがまだ元気で活躍していた頃、ミッキーさんのラジオ番組に呼んでいただき演奏したり、暮れのディナーショーでお手伝いさせていただいたりしていました。
その中でミッキーさんには大変大切なことを学ばせて頂きました。
ミッキーさんは若い時に、単身でアメリカに行き、(未だ終戦したばかりの頃)激しい日本人バッシングの中、苦労をものともせず生き抜き、その人生経験を基にして歯に物着せぬ語り口で、政治家や経済界の大物と対等に渡り合うテレビ・ラジオ番組に数多く出演していました。
そんなミッキーさんが故に、ファンも沢山いたのです。
ディナーショーでは800人を超すお客さんが見えて、いつも大賑わいでした。
淡屋のり子さん、ハナ肇さんとクレージーキャッツの皆さん、美川憲一さん、バタヤンこと田端義男さん・・・
今は皆さん天国にいますが。
ミッキーさんは、口は決して良い方ではありませんでしたが、ハート(心)の有る人でした。
間違ったことをしたり、言ったりすると、厳しく叱られました。
しかし、その後で必ず笑顔とジョークでフォローしてくれるのです。
今では、私のディナーショーに奥様がお友達を大勢連れてみえて頂いています。
本当にありがたいことです。

今は昔と繋がっていますね。
昔があって、その延長線上に今があります。
今、また、未来は過去の産物と言っても良いでしょう。
良い種を撒きしっかりと育ててきたならいてきたなら、良い作物が育ち実が実ると言うことでしょう。
私は、悪い種も撒いて来たし、良い種も撒いてきたのだと思います。
人は誰しも私と同じよう感じで人生を送って来たことと思います。
しかし、我々が今こうして生きていることが、素晴らしいことだと思います。
時には心の傷を負い、自分で自分の命を絶つことも考えた辛い日々もあったでしょう!
でも「良く我慢して生きてきたね!」

時には自分を褒めてあげましょうね。

それでは、また明日。

by nanbunaoto | 2015-08-23 10:42 | Comments(0)